長崎市のアリーナを視察してきました | 田中エリナ(田中えりな)Official Site【松山市議会議員】

長崎市のアリーナを視察してきました

圧巻の長崎市を見て
長崎市を訪問し、駅前再開発およびスタジアムシティを視察してまいりました。

まず訪れたのは、再開発が進む長崎駅前エリア。

高架化された新しい長崎駅を中心に、外資系のホテルやコンベンションセンターが直結して整備されており、MICE(国際会議や展示会)などの誘致による集客拠点として機能しています。
駅そのものが“にぎわいを生み出す都市の玄関口”として設計されています。

そこから徒歩約10分、次に向かったのが「長崎スタジアムシティ」。

その名のとおり、ここは単なるサッカースタジアムやアリーナだけでなく、ホテル、スーパーマーケット、オフィス、飲食店が一体となった“ひとつのまち”のような複合施設です。
日常的に人が集い、交流し、経済が回る拠点として設計されており、まさに新しいまちづくりの形が体現されていました。

中心施設の「ハピネス・アリーナ(Happiness Arena)」は、Bリーグ「長崎ヴェルカ」の本拠地。
今回はBリーグのご紹介により、アリーナの運営に携わる方に現地をご案内いただき、施設の設計思想や収益モデル、民間主導での整備の工夫について詳細に伺うことができました。

とくに印象的だったのは、
・民設民営でスピード感ある開発を実現していること
・単なるスポーツの施設ではなく交流拠点として機能していること
・駅・ホテル・市街地との連携による回遊性の高さ
・ネーミングライツの徹底した活用 です。

「ハピネス・アリーナ」という名称だけでなく、トイレに至るまでスポンサーがつき、企業の支援と一体となった運営スタイルが確立されていました。
その工夫と努力には、感動を覚えました。

これだけの挑戦をやり遂げた長崎市の人口は、約38万人――松山市よりも少ないのです。
わが町を思い、忸怩たる思いと同時に、心から奮い立つような気持ちになりました。
松山も、駅前を含めてまちの賑わいを取り戻すべく、やるべきことは山積しています。

今回の視察を通じて得た学びを胸に、自分にできるアクションを一歩ずつ、着実に進めてまいります。

ご案内いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

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